

下呂温泉とその周辺に伝わる伝説や昔話を影絵劇に仕立て、下呂の「魅力」を伝える影絵昔話館「しらさぎ座」。
新感覚で本格的な影絵劇が楽しめる、日本で唯一常設の影絵劇場です。
繊細なデザインと柔らかな色調の本格的現代影絵劇は、日本の四季・郷愁を誘い、見る人々の心の琴線に触れることでしょう。
しらさぎ座のステージ全面を使用する3面のスクリーンを通して、「劇団かかし座」の劇団員が生き生きと創り上げる迫力ある生の舞台です。
役者が生で操ったり演じたりする伝統的な影絵劇とCGの色鮮やかな映像や音響を巧に組み合わせた現代影絵劇は、素朴さと新鮮さを併せ持って、
影絵劇の世界へと誘います。

「しらさぎ座」客席数 165人(畳敷き、椅子有り)
※行楽期などは、開演直前ですと満席でご入場できない場合があります。予めご了承願います。
また、観劇のご予約はお申し受けできませんので、開場前にお越しください。
※旅行事業社、観光事業者様
公演期間中の1日3回公演以外の時間帯で、「特別公演」として1公演上演することが出来ます。ご希望がございましたら、ご相談ください。
基本的な公演時間は、午前9時からと午後3時30分からとなっております。
お問い合わせ先:下呂温泉合掌村管理事務所 0576(25)2688


ある日、湯ヶ峰に湧いていた温泉が地鳴りとともに止まってしまいました。温泉は下呂の人々のよりどころであり、誇りでもありました。そのため村人はたいそう嘆き悲しみました。
幾月もたったある日、毎日のように河原に飛んで来る「しらさぎ」を不思議に思った村人が舞い降りた場所に行ってみると、そこにはなんと温泉が湧き出ていたのです。
「しらさぎ」は薬師如来の化身で、温泉のありかを村人に教えるために飛んできたのでした。
温泉のありかを教えたという「しらさぎ伝説」を下呂温泉の歴史と村人の生活を通して描きます。
(前期と後期公演に上演)


戦によって大きな寺が焼かれ、楼門の仁王様にも火が移ってしまいました。長老たちの意見で村人全員で仁王様を益田川の川原まで運び、川に投げ込むと長老たちの音頭に合わせ、「仁王よ、霊あらば川上へ流れてみよ!」と合掌して祈りました。数日後、その仁王様が上流の小坂の長谷寺(ちょうこくじ)下の渕で浮かんでいるとの噂が流れていました。小坂に住む小太郎という若者が夜毎、長谷寺の観音様まで運んでくれという仁王様の「夢」を見て、その仁王様を助けるのでした。仁王様から百人力を授けられた小太郎は、その後多くの人たちの助けになり、その力を村人のために使ったと伝えられています。飛騨下呂の山々の中で、自然と様々に触れあってきた人々のおおらかさを背景に、小太郎の活躍を描きます。
(前期公演に上演)


今から800年程前、祖師野村に村人たちを苦しめ、娘を食べてしまうという「ひひ」がいました。時に源平の戦の頃、集兵に飛騨地方を通りかかった源義平がみごとその「ひひ」を退治し、村人に大変感謝されました。
志なかばの義平は、村で暮らすことのできない自分の代わりに、守り刀を村に残していきました。
村人は、由緒ある祖師野八幡宮の名をとり、「祖師野丸」と名付け大切にしていました。その200年ほど後、隣村の代官がその名刀の噂を聞き、借りると偽り自分の屋敷に太刀を持ち出したところ、祖師野村も隣村でも天変地異のごとく村々が大荒れに荒れました。双方の人々は、神社から太刀を持ち出したからに違いないと気付き、直ちに神社に戻したとたん荒れはおさまりました。そして、源義平の村を守る念の強さに感謝し、想いしのびました。
(後期公演に上演)

http://www.kakashiza.co.jp/「劇団かかし座」は、日本で最初の現代影絵専門劇団(1952年創立)です。
影絵には、人々の心を無限の想像へ駆り立てる不思議な性質と魅力があります。
創立以来半世紀以上にわたり、影絵の特徴を最大限に生かしながら独自の手法で影絵の世界を拓いてきました。
その活動分野は、TV、舞台、出版など多岐にわたっています。
NHK専属劇団時代のTVでの影絵をご記憶の方も多いと思います。かかし座の影絵劇は、その繊細なデザインと柔らかい色調が独自の世界を作ります。そして影絵と俳優が相和して、生き生きと創り上げる舞台です。
2008年、舞台公演作品「星の王子さま」が厚生労働省社会保障審議会・推薦児童福祉文化財となるなど多くの受賞歴があり、
その活動は国内外で認められています。
近年は、他に類のない手影絵表現が注目され、「クイズ!紳助くん」「行列のできる法律相談」等のTV、CM、コブクロの「蕾」等の一流アーティストのPV(プロモーションビデオ)などにその活躍の場を広げています。